設備紹介
インパクトプレス
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設備名弊社では角型インパクトケースも生産しています。アルミインパクトプレスは、一般的なメカニカルプレスや油圧プレスと似た基本構成を持ちながらも、瞬間的に大きな打撃エネルギーを精密に伝えるために、以下のような特徴的な構造・要素を備えています。
●高剛性フレーム
加工時に非常に大きな衝撃荷重(インパクト荷重)が一瞬で集中するため、フレームの剛性が特に重要です。
●高精度ガイド機構
パンチと金型の位置合わせ精度を維持するため、スライドのガイドには高剛性の精密ガイドポストやリニアガイドを採用。
●ドライブユニット
機械式(フライホイール+クラッチ)が主流です。
フライホイール式では大きな慣性エネルギーを一気に解放してインパクト成形を行います。
●ストローク調整機構
アルミのように比較的軟らかい材料でも、部品形状や肉厚に合わせて打撃ストロークの微調整が必要です。
●クッション装置・戻し装置
ワークやスクラップの排出を助けるエアクッション、スプリング戻し機構などを備えています。 -
加工方法アルミインパクト加工とは、アルミニウム素材に対して瞬間的に大きな衝撃エネルギー(インパクト)を加えることにより、冷間状態で一気に大きな塑性変形を与えて成形する加工方法です。一般にはインパクト押出しとも呼ばれ、薄肉で深さのある形状を一工程で成形できるのが特徴です。アルミでのインパクト加工におけるメリットのひとつは
【軽量・高強度の成形が可能】という事です
アルミニウムは軽量で延性に優れた材料ですが、インパクト加工を活用することで、その特徴をさらに引き出し、薄肉かつ深絞りの一体成形が可能です。継ぎ目のないモノコック形状を形成できます。極度な変成加工でもあるため加工硬化が発生し、強度と気密性に優れ、特に軽量化が要求されるポータブル製品・機器の部品や輸送機器、航空機部品等において大きな利点があります。