設備紹介
インパクトプレス 冷間鍛造
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設備名縦型の小型インパクトプレス(冷間鍛造プレス)です。弊社では大小さまざまなインパクトプレス(冷間鍛造プレス)があります。小型冷間鍛造プレスは、特に小型部品の高精度かつ効率的な量産に特化した設備であり、アルミニウム材料の常温鍛造加工に最適化されています。冷間鍛造は材料を加熱しないため、酸化やスケールの発生が抑制され、熱膨張による寸法変動も皆無であることから、極めて高い寸法精度と優れた表面品質を実現します。小型設計により設置面積が大幅に縮小される一方で、油圧または機械式駆動による高加圧力と高剛性フレーム構造を両立し、偏荷重時のフレーム変形を最小限に抑制しています。この設計により、特に小型部品における寸法ばらつきの低減と生産品質の安定化を図り、製造現場の省スペース化と省エネルギー化に貢献します。
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加工方法弊社では丸型のみならず角型形状のインパクト加工も行います。小型アルミ部品におけるインパクト加工は、多品種少量生産への柔軟な対応力を備えており、センサー用アルミカバー・ケース、ヒーター関連部品、電熱機器用カバー、電子機器のコネクターや端子、シールドケース、さらに医療用の精密機器部品や理化学機器のカバー・ケースなど、多様な分野で幅広く活用されています。これらの部品では、極めて高い寸法精度と優れた表面品質が求められるため、冷間インパクト加工による成形技術のメリットが最大限に発揮されます。
さらに、薄肉かつ複雑形状を有する小型部品の成形においても優れた成形性能を示し、設計の自由度を高めながら材料の歩留まり向上にも寄与する加工法として高く評価されています。