設備紹介
パワープレス
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設備名大型のパワープレス機です。パワープレス機のメリットとしてまず挙げられるのは、高い生産効率と精度です。強力な圧力を金型を通して一度に素材へ加えることで、短時間で大量の部品を成形でき、大量生産に最適です。寸法や形状のばらつきが少なく、安定した品質を維持できるのも大きな利点です。さらに打ち抜き、曲げ、絞りなど幅広い加工に対応できる汎用性があり、自動送り装置や連続生産ラインと組み合わせることで、省人化による人件費削減にも貢献します。生産スピードが速いため設備投資の回収期間も比較的短く済み、コスト面でも優れています。弊社の大型パワープレスは特にストロークが大きいため、特に深絞りができる機械として活躍しています
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加工方法絞り加工は、金属板を金型に押し込むことで深さのある立体的な形状を一体成形する技術で、自動車部品や家電製品、食品容器など幅広い分野で利用されています。この加工方法には多くのメリットがあり、製造現場で高く評価されています。
まず、深絞り加工の最大のメリットは「複雑で立体的な形状を一体で作れる」ことです。従来の溶接や接合を伴う製造方法では、複数の部品を組み合わせる必要があり、組立コストや手間がかかっていました。深絞り加工では、一枚の板材から必要な形状を成形できるため、製品の強度が向上し、接合部のトラブルや腐食のリスクも低減されます。
次に「高い強度と耐久性」が挙げられます。深絞り加工中に金属の繊維方向が整い、材料の内部構造が強化されるため、同じ材料でも強度や耐衝撃性が向上します。このため、薄い板材でも十分な強度を持つ部品が作れるため、軽量化が可能です。自動車や航空機分野では燃費向上や性能改善のために軽量化が重要視されているため、深絞り加工は特に有効な技術となっています。