インパクトプレス　横　中型

横型のインパクトプレス（冷間鍛造プレス）です。この機械は横型の200ｔ冷間鍛造機となります。弊社では大小さまざまなインパクトプレス（冷間鍛造プレス）がありますが横型の中型の機械となります。インパクト加工機は、瞬間的に集中した高エネルギー衝撃を利用して、加工が難しい材料に対しても優れた寸法精度と表面品質を備えた冷間成形を実現する機械です。堅牢でコンパクトなフレーム設計に加え、多様な駆動システムと高度な制御技術を組み合わせることで、複雑形状の超深絞り成形や冷間鍛造において高い成形性能を発揮します。さらに、短サイクルでの打撃加工による生産性の向上と、消費電力を抑制した省エネルギー運用により、量産工程の効率化にも大きく寄与しています。

インパクト加工は高速の打撃圧力により、深絞りや段付き形状など、一般的なプレスでは困難な複雑形状にも対応できます。薄肉で複雑なケースや筐体を一体で成形できることは、アルミの特性を活かす上で大きな利点です。

アルミインパクト加工とは、アルミニウム素材に対して瞬間的に大きな衝撃エネルギー（インパクト）を加えることにより、冷間状態で一気に大きな塑性変形を与えて成形する加工方法です。一般にはインパクト押出しとも呼ばれ、薄肉で深さのある形状を一工程で成形できるのが特徴です。アルミでのインパクト加工におけるメリットのひとつに
アルミでのインパクト加工におけるメリットのひとつに
【設計の自由度】があげられます。
インパクト加工は別名【衝撃後方押し出し】加工ともいわれます。パイプや管などのアルミ押し出し加工と同じように、部品製品の内側、外側に縦に走るビードや溝等を作ることができます。この溝を利用して基板を差し込む溝としたケースがあります。又、底の厚みを変えたり、底面外側に金具をカシメるための柱を出すことができ、接合方法を溶接からカシメへ水密性を保ちつつ変更できた部品もあります。アルミインパクト加工の特性を活かすことは設計上、機能上大きな利点です。