アルミのお役立ち情報
Column
2023.11.15
金属加工で少しでもコストダウンしたい…そんなお悩みを解決する5つのポイント
いつの時代もコストダウンの悩みは尽きませんが、物価の高騰がとまらない昨今、さらにその悩みは大きくのしかかっているのではないでしょうか。
そこで今回は、金属加工でコストダウンするためのポイントを5つご紹介します。
1つを取り入れたり、いくつかを組み合わせたりすることで、コストカットが実現するかもしれません。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
材料を変える
「材料を変える」と聞くと質の劣化を招くのではと心配する方が多いかもしれませんが、一概にそうとはいえません。
実は、今使っている材料よりも安いものであっても十分な品質を保てる場合や、値段や品質は同じでも加工がしやすい材料に変更することで、加工工程でのコストダウンを図れる可能性があります。
どのような加工をするのかに合わせて最適な材料を選ぶことができれば、コストダウンにつながる可能性があります。
材料や加工方法を変えることで、これまでより薄く加工することができれば、より高価な材料を使ったとしても使う量を削減できるので、コストダウンができるケースもあります。
加工方法を変える
金属の加工方法は豊富にあり、日々進歩しています。
そのため、今使っている加工が質としても価格としてもベストとは限りません。
見直しを図ることでコストダウンにつながる可能性があります。
金型費が高いとコストダウンから遠のいてしまうと感じるかもしれませんが、単価が下がることで長期的なコストダウンができるといったケースもあります。
新しい加工方法を使うことで、より安く、より品質の高い商品を作ることができる可能性もあるのです。
余分な工程を短縮する
工程が多ければ多いほど、光熱費や人件費などが高くなってしまいます。
工程を少しでも減らすことができれば、コスト削減ができるというわけです。
これまで当たり前と思っていた5工程が、モノをよく見ると3工程くらいに削減できるということもあるのです。
材料を変えたり、加工方法を変えたり、両方を変えたりすることによって、工程を短縮することも可能です。
数量の見直し
一般的に、納品数が多くなればなるほど1つ当たりのコストは下がります。
材質や加工方法を見直すことにより、年間の納品数を調整することでコスト削減につなげられます。
梱包の見直し
日本の梱包は大変丁寧で良いのですが、過剰な場合もあります。
梱包資材や梱包工程にもコストはかかってきますので、ここを見直すことでコストを下げられる可能性があるのです。
運搬時や保管時に破損してしまうと元も子もありませんので、単に梱包を簡易にすればよいというわけではありません。
最適な梱包方法を採用することが重要です。
まとめ
弊社では、金属加工のコストダウンにお悩みの多くのお客様のご相談を受けております。
新規の見積もりをお出しした時、提案している材料に驚かれることも少なくありません。
材料だけではなく、加工方法、工程、数量、梱包…のこの3つのポイントから自社の商品をよく見てみると、コストダウンするための方法が見えてくると思います。
自分たちが当たり前だと思っていることを違う角度から見たり、変えていったりすることは簡単ではありません。
セカンドオピニオンを聞いてみるような感覚で、いつもとは違う業者に相談をしてみてください。
弊社でも「どう変えたらいいのか。」というご提案をさせていただきます。
お気軽にご相談くださいね。
監修者
- 取締役社長
中 保博
昭和軽金属はアルミの加工だけにとどまらないご相談を大切にしています。
設計通りに加工することは簡単です。
その背景にある、お客さまがアルミを加工したい目的はなにか、どのようなカタチで最終品として使われるのか、どうしたら便利に利用されるか。
アルミ加工+「X」を考えてお話することで、お客さまや消費者さまの「!」を生み出します。